こんにちは!今回は「歌の上手さ」について私が思うことを書きたいと思います
「情報」というよりは「読み物」って感じね!
たのしみ!ぜったいおもしろい!
(ハードル上げないで…)では、いってみましょう!!
皆さんは「歌の上手さ」についてどう思いますか?どういう風に歌えることが「上手い」のでしょうか。TVで音楽番組やカラオケ選手権などを観ていて、ふと私の思いを書きたくなりました。
ちなみに私についてですが、18歳からボーカリストとして音楽活動をしています。中小のライブハウス位しか出演経験はありませんが、昔から歌が好きで常に歌のことを考えています。
現在は結婚して0歳の息子も授かり、時間の都合などからあまり活動ができていませんが、今も現役です。カラオケでは(実績ベースとして)ほとんどの方に褒めてもらえるレベルと思ってください。
目次
「歌が上手い」と思われる要素って?
さて、「歌が上手い」と思われるためにはどういう要素が必要でしょうか?思いつくままに挙げてみました。
- ピッチ(音程)が正確
- 声量がある
- 音域が広い
- ビブラートが上手い
- リズム感がいい
・・・
「上手く聞こえる声質」などもあるかもしれませんが、それを除外すると大体こんな感じでしょうか。
私が思う「歌の上手さ」
ではお待ちかね(?)、私が思う歌の上手さについて発表します。それは…
「聴き手に上手いと思わせず感動させる技術」です。
「ん?上手いと思わせず?上手くないの??」よくわからないですよね。完全に私の主観となりますが、以下のように考えています。
ホイットニー・ヒューストンやブライアン・マックナイトなど、世界の超一流シンガーの歌を聴いた際にあまり「上手いな~!」ってファーストインパクトで思うことがないんです。(もちろん後々めっちゃ思いますが)
まず曲の世界に引き込まれ、感動する。で、その後「上手いな~!」ってなります。これってめちゃめちゃ凄いことで、人は仮に自分がコレやったら…みたいな感じでその人の凄さを推し量る部分があると思っていて
例えば、自分がカラオケがあまり上手くないとして結構上手い人が歌ってたら「ここの高音どうやって出してるんだろ?」とか「どうやったらこんな声量出るんだろ?」って感じたりしませんか?
で「歌の上手い人」はそれの前にまず「引き込む」「感動させる」ことができるんですよね。もしカラオケでそういう人に出会ったら、その人は私の思う「歌の上手い人予備軍」だと思います。
「予備軍」ってどういうこと?
なぜ「予備軍」なのでしょうか?それは、カラオケには以下の補正があるからです。
- 褒めやすい土台
- 伝えやすい環境
- 歌手の力の恩恵
- 曲に対する想い出
順番にみていきましょう。
褒めやすい土台
一緒にカラオケする位なので、その方は大体「恋人」「友達」「知り合い」あたりかと思います。
「知ってる人」が何かを少し上手くできていた場合、結構簡単に「凄い」と思いやすいです。
例えば、野球なんかでもそうです。友人とバッティングセンターにいったとして、野球経験者だったらボールをミートすることはたやすいですが、自分が野球がヘタな場合それだけで「凄い!」と感じます。
でもそれがプロだった場合、ボールをミートするのなんか当たり前ですよね。それどころか一球でも空振りしようもんなら「プロってこんなものなの?」とむしろ印象が悪くなります。
これが「褒めやすい土台」です。
伝えやすい環境
カラオケは大体手ごろな広さの部屋でおこなわれます。そのため、歌い手と聴き手の距離感が近いです。
歌だけでなく日常会話でも言えることですが、例えば会社で社長が話しているとして、狭めの会議室で聞くのと大きなホールで聞くのとでは前者の方が話しが入ってきやすいのではないでしょうか。
声が聞きとりやすいだけでなく、表情、身振り手振り、感情表現全てが身近に感じられるため伝わりやすくなります。逆にホールの場合、全てが遠いためその分伝わりにくいです。
これが「伝えやすい環境」です。
楽曲の力の恩恵
ちょっと大げさな書き方をしましたが、歌唱に楽曲の力も乗っかるということです。
カラオケに入っているということは、ある程度ヒットした実績がある曲ということになると思いますが、ヒットしているということは何かしらの力を持った曲であるということが言えると思います。
これは上手いと思ってもらうための大きなアドバンテージです。また、聴く人がその曲を知っていて好きであるなら(熱狂的な場合逆効果もありますが)なおさら好条件となります。
そうそう、少し本筋を脱線しますが、手っ取り早くカラオケが上手いと思われるようになりたい場合はモノマネをしてください。
簡単に書きましたが実際には努力が必要で、まずは対象の曲を何度も何度も聴きこんで歌詞を見なくても歌えるようになってください。
次に、モノマネを録音し歌い方のクセをできるだけ真似てください。そして最終的に「ちょっと似ている」程度まで微調整してください。
カラオケは歌の技術と別に、似ていると上手く聴こえる傾向があると感じます。よければ参考にしてみてください。(もし結果がでたら喜びの報告をいただければ嬉しいです)
※似すぎていると「モノマネ芸」となってしまい、似てることに対して関心されたり笑いが起きたりしますので、そこは要注意です。(ウケ狙いの場合はそれでもOK)
ちなみに家で歌の練習をしたいと思っても、ご近所迷惑を考えてあまり大きな声を出せないですよね。でも歌は、できるだけ思い切った発声をして練習した方がノドも開きますし良いです。
その対策として、私はコレを使って家で歌ってます。見た目はちょっと面白いですがおススメです。
話しを戻しますが、これが「楽曲の力の恩恵」です。
曲に対する想い出
これはそのままです。この補正についてはどの曲でもという訳ではなく、歌った曲がたまたま聴き手の想い出にヒットした場合に有効となります。
彼氏と別れた時、友達の旅立ちを見送った時、辛いことがあった時…そんな自身の歴史の中に刻み込まれた想い出の曲を上手く歌われたら、聴き手の方は通常より何割か増しで感動してくれることでしょう。
これが「曲に対する想い出」です。
本当に歌が上手い人
以上のことから、私が思う「本当に歌が上手い人」とは
「聴き手に上手いと思わせず感動させることを、ステージでできる人」だと思っています。
私もボーカリストの端くれとして何度かステージに立ったことがありますが、ステージには独特の雰囲気があります。
観客として知り合いが来てくれたりもしていましたが、知り合いでない人の方が多い時なんかもザラで、皆さん私のことを知らない状態、興味もない状態です。
MCなんかをやっていてもずっと真顔で、ちょっとボケても誰も笑ってくれないこともあったり…そんなこともザラでした。
慣れるまでは緊張で足が震え、ノドがカラカラになって満足に声が出ません。ビブラートなんかもっての他です。
それでも、だんだん慣れてくるといつもの力を発揮していくのですが、カラオケではスタンディングオベーションで拍手をもらったり、泣いてくれたり、歌い終わった後「上手すぎて引くわ…」ってシーンとなったりした私の歌(実績ベース)も、普通ぅ~~~に出番が終わっていきます。
一応、ホントに数少ない有難い方たちがファンになってくださったこともありましたが、基本的にはライブは毎回ただのよく知らない出演者って感じで終わってました。
こんな経験から、私は本当に歌が上手い人を「聴き手に上手いと思わせず感動させることを、ステージでできる人」と思うようになりました。
あの歌手は上手い?下手?
結構よく聞かれる質問です。まず大前提として言わせてください。
私は、歌手として商業ベースで何の実績も残していないので、商業的に成功している歌手の方たちの採点をすることはおこがましいと思っています。
また、「上手いか下手か」という話しですが、TVや音源でしか聴かないのでわかりません(笑)。TVなんかで音程を外していたりするのを聴いたりすることもありますが、調子が悪いのかもしれませんし、音響が悪く歌いにくいのかもしれません(音響は歌うためにかなり大事です)。
ただ、個人的に誰の歌を聴いて「上手い!!」と感じたか位は言っていいのかなと思ってますので、これから挙げる方以外にも、もっともっと該当する方はいると思いますが日頃思っている方たちを挙げさせていただきます。
玉置浩二さん
TVで「業界人が上手いと思う歌手」かなんかで1位を取っていましたよね。これホント悔しい。
私は、その前からずーーーっと、知る限りの日本の歌手の中で一番上手いと思っていました。
ぶっ飛んだ感じのキャラがクローズアップされることも多く、特に若い方なんかはあまり曲や歌唱をしらないかもしれませんが、この方こそ「聴き手に上手いと思わせず感動させる」歌手だと思っています。
ちなみに「上手い思わせず」と言いますが、この域に到達するためには先に挙げたピッチ、声量、リズム…などなどの技術面が限りなく高いレベルで出来ていることが前提となります。
玉置浩二さんにそのイメージありますか?私の感想ですが、この方の歌を聴くとまず「ええ曲やな~ええ歌詞やな~」と、曲の世界に引きずり込まれます。
で、聞き終わった後改めて思うと「音程全然外してないやん!」「低音も高音も全然無理なく出してるやん!」などなど、技術面の素晴らしさに気づきます。
玉置浩二さん、私の思う日本最強ボーカリストです。
Takaさん(ONE OK ROCK)
意外ですか?この方は、歌をやっていたら特に凄さがわかるかもしれませんが、センス、技術がえげつないです。
センスというのは、部分部分での声色の使い分けや出だしをかすれさせたり、一瞬声を裏返らせたりなどのニュアンスのことを指しています。
日本人でわざとらしくなくそういったニュアンスを出せる数少ない一人かなと思っています。
技術というのは、冒頭で挙げた「音程」「声量」「音域」「リズム」…のことを指します。難易度の高い楽曲であれだけ安定感のあるボーカリストはあまり記憶にありません。
引き込まれる感じもあるのですが、同業者(おこがましいですが)として、完成度の高さに驚きと尊敬といった感じが特に強いです。
もちろん他にも色々な方がいます
上記二人が、私が特に思う「歌が上手い歌手」ですが、もちろん他にもたくさんの上手い方がいらっしゃいます。
- 米津玄師さん
- 藤原聡さん(Official髭男dism)
・・・
ちなみに余談ですが、歌手としてももちろん凄いと思っているのですが、男として昔からずっと憧れている方は「稲葉浩志さん(B’z)」です。カッコよすぎるぅ~~!!!!!(暴走)
また、女性については日本の歌手でいつも思っているという方は現状思い当たりませんでした。もちろん上手い方はたくさんいらっしゃいますので、思うことがあればまた追記したいと思います。
Takaさん寄りな感じで、技術的にヤバいと思った方は以下の方々でしょうか。
- 新妻聖子さん
- 荒牧陽子さん
どちらも、どうやったらこんなにノドを自在に操れるんだろう?と驚きました。
海外の歌手については沢山います。POPSやROCK、R&Bなど元々海外のものだからか英語と相性がいいと思いますし、英語という言語が日本語よりもナチュラルに発声やニュアンス、リズム感が鍛えられるのではないかと感じています。
挙げるとキリがないですが最近は以下あたりを好きで聴いています。
- エド・シーラン
- ジャスティン・ビーバー
- チャーリー・プース
- シーア
・・・
まとめ
さて、今回はボーカリストの私が思う「歌の上手さ」について書かせていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
歌は芸術的な側面があり、カラオケなんかで採点はできますが算数の1+1などのように唯一の答えがある(めっちゃ頭いい人からの「1+1だって唯一の答えとは限らない…」みたいなのは勘弁してくださいね)訳ではなく、聴き手の数だけの感じ方があると思っています。
ですので、この記事はあくまで私の主観に基づいた読み物として楽しんでいただければ幸いです。
私もボーカリストとして一生「本当の歌の上手さ」を追求していきたいと思っています!
家族の幸せも追求してね…!
は、はい、もちろんですとも!!
ここまでお付き合いいただきありがとうございました!!
ばいば~い
コメント